愛犬との暮らしで必要不可欠なトレーニング。
私自身、愛犬を迎える前に様々なところから情報を収集し、愛犬との生活をスタートさせました。しかし、ネットや本に書かれている情報が全て愛犬にマッチする方法とは限らず、教えてもらった通りにトレーニングしているのに全くうまくいかない、という壁に何度もぶつかりました。そんな時に頼ったのは犬のトレーナー。今まで悩んでいたことが嘘のように解決するとともに私自身の心が軽くなるのを感じました。
この記事では「犬のトレーナー」とは実際にどんなことをしてくれて、どんなわんちゃんにおすすめなのかなどをまとめてみました。
愛犬の幸せのためにもぜひ、ご一読ください。
犬のトレーナーとは?
犬のトレーナーとは名前の通り、わんちゃんや飼い主に正しい方法でしつけをしてくれたり、人間社会のルールを教えてくれたりする先生を指し、ドッグトレーナーと呼ばれています。ドッグトレーナーとは、基本的な動作のしつけから問題行動の改善など飼い主とわんちゃんがより快適に暮らすためのサポートをしてくれる先生です。
近年、日本の住宅事情ではわんちゃんの無駄吠えなどが原因で近隣の住民とのトラブルも少なくありません。わんちゃんと飼い主が快適に暮らしていくためには、適切なしつけを行い、人間社会で生きるための最低限のルールは教えなくてはいけません。言葉が通じない、愛犬の気持ちを正確に判断できない私たちは正しい知識に基づいて愛犬と接する必要があるでしょう。
そんな時に頼りになるのがドッグトレーナーの存在です。一緒に暮らしていくことが苦しくなる前に、プロの力を借りて、正しく愛犬と向き合うことでさらにわんちゃんとの暮らしは良いものとなっていきます。
愛犬はドッグトレーナーが必要?チェックしたいポイント
今は、ドッグトレーナー以外にも犬の保育園やしつけ教室が様々な場所で開催されています。今、愛犬は、ドッグトレーナーが必要な状況なのか悩むこともあるでしょう。そんな時に判断するポイントをいくつかご紹介致します。
①飼い主との主従関係が崩れていないか
私たち飼い主とわんちゃんの間には主従関係が不可欠です。実際に私自身、愛犬をただ甘やかす可愛がり方をしていた時期があり、主従関係が崩れてしまいました。その時は今まではなかった愛犬の問題行動が見られるようになり、自宅だけではなく散歩や外出先でも困る場面が増えてしまいました。
飼い主が格下だと思われることのないように振る舞うようにしましょう。
【主従関係チェック】
・飼い主の声に反応しない
・要求吠えをする
・身体を触ると唸る
・気に入らないことがあると牙を出す など
愛犬が飼い主よりも上の立場だと主張してくるような場面が見られる時には要注意です。
②家庭内のルールを守れない、指示が通らない
わんちゃんを迎える際に、定めた家庭のルールを守れなくなったり、飼い主の指示を聞かなくなったりしていませんか。
また、愛犬の名前を呼ぶときちんと反応するでしょうか。正しい主従関係が築けているわんちゃんの場合は、名前を正しく理解し、呼ばれれば飼い主とアイコンタクトをとることができます。
指示が通らなくなると、外出中や、散歩中などに愛犬が危険な目にあった時にも飼い主は愛犬を守ることができなくなります。
③周りの人やわんちゃんに危害を加える可能性がある
自分の思うようにいかないことがあるとその対象に噛みついてしまったり、吠えてしまったりしていませんか。
周りのわんちゃんや人たちに怪我などの危害を加えてしまう可能性がある場合は早めにドッグトレーナーに相談しましょう。家庭内の問題だけではなく、隣人や関わる人やわんちゃんを巻き込むトラブルになりかねません。
④吠え癖や噛み癖がある
吠え癖や噛み癖は、隣人や周りのわんちゃんに迷惑をかける行動です。
飼い主のしつけでは対応できない場合、プロの力を早めに借りるタイミングです。
自己流で愛犬には合わないトレーニングを繰り返していてもなかなか現状が改善しません。時間ばかりかかり、それがストレスになってしまうこともあります。適切なタイミングで最適なドッグトレーナーにカウンセリングだけでも依頼すると良いでしょう。
ドッグトレーナーに依頼するメリット
私自身がドッグトレーナーを利用して感じたメリットをお伝えします。わんちゃんだけにメリットがあるというよりも、私たち飼い主にとってメリットが多い気がします。
①愛犬の問題行動が減る
わんちゃんがトレーナーと正しいトレーニングを繰り返すことで個体差はありますが問題行動は減っていきます。これが一番のメリットと言えるかもしれません。
飼い主と今までトレーニングをしてきたけどもしかしたらその方法が愛犬には合わない方法であった可能性もあります。愛犬の性格を正しく理解することはやはりプロの力を借りる必要があるでしょう。
正しいルールを愛犬が理解して行動できるようになると、安心して一緒に生活できるようになります。
②飼い主が愛犬とうまく関係が気づけるようになる
指示がうまく通らない原因の一つとして、飼い主と愛犬が正しい関係を築けていない可能性もあります。飼い主が正しく愛犬の性格や特性を理解して、正しい接し方ができるようになると愛犬も少しずつ飼い主を信じるようになり、正しい主従関係を築くことができるでしょう。
そのために、トレーナーが目の前の子に合った正しい関わり方を細かく指導してくれます。それを繰り返すことで、ドッグトレーナーのいうことだけではなく、飼い主のいうこともきちんと聞くことができるようになります。
③一人で悩みを抱えずに吐き出せる、助けてもらえる人ができる
悩みを吐き出すところがないと、どんどん愛犬との暮らしが苦しくなった経験があります。
そんな時に私の心を楽にしてくれたのは、気軽に相談できるトレーナーに出逢えたことです。私自身を愛犬の性格と生活環境を理解した上でいただけるアドバイスはどれも腑に落ち、焦ることなく愛犬と向き合うことができました。
また、同じトレーナーに依頼しているわんちゃんとそのご家族とのコミュニティもでき、同じ立場だから話せることが増えました。飼い主にも愛犬にもプラスになるコミュニティができました。
ドッグトレーナーに依頼するデメリット
メリットに対してどんなデメリットがあるかもお伝え致します。
①費用が高い
やはりパーソナルでトレーニングをしてもらうと保育園やしつけ教室よりも1回あたりの費用は高めになります。トレーニングは1回で改善されることは少ないため、数回利用することも考えて依頼回数を検討するようにしましょう。
②家族の指示が聞けるようになるまで時間がかかる
ドッグトレーナーのいうことは聞けるけど、家族の指示は変わらず入らないというケースも少なくはありません。これはドッグトレーナーとは正しい主従関係が築けても、家族が実際にトレーニングを一緒に受けないと改善できない問題です。
このような問題を避けるためにも一緒にトレーニングには参加するように心がけてください。
③相性が悪いトレーナーを選ぶとトレーニングがトラウマになる可能性もある
愛犬の性格に合ったトレーナーを選ぶようにしましょう。
そのために、ほとんどのトレーナーは事前カウンセリングを設けています。きちんとカウンセリングの際に愛犬の様子を見るようにして、ストレスがなく、続けることができそうなトレーナーを選択してあげてください。
まとめ
私の場合は、ドッグトレーナーに依頼をしたことで愛犬も穏やかに暮らせるようになり、私自身の心に余裕が生まれ、愛犬と私の暮らしは以前よりもさらに豊かなものになりました。
可愛いからといって、甘やかしてばかりいたことが逆に愛犬を不幸せにしていたことにも気づき、もっと早くドッグトレーナーに依頼すればよかったと思います。
わんちゃんにとってしつけは人間社会で生きるにあたり必要不可欠です。お互いストレスを感じずに、より幸せに生きていくすべをプロに力を借りて知ることで、愛犬との生活がさらに輝き出します。
もし今、お困りのことがある場合は、一度プロに相談してみることも選択肢の一つとしておすすめします。そうすることで飼い主さんの心も少し軽くなり、わんちゃんもより豊かな生活を送ることができるかもしれません。