飼い主の皆さん、そしてこれからわんちゃんを迎える予定の方々へ。
愛犬の健康と幸福を考える上で、食事は非常に重要です。
実際に私自身も愛犬と暮らしていく中で、ドッグフード以外の物を愛犬に与えようとした際、一緒に楽しめる食べ物であるのであれば楽しみたいけど、「これって与えていいの?」という疑問が生まれます。少量であってもわんちゃんにとっては中毒症状を引き起こす食べ物もあるため、愛犬に与える食事以外でも愛犬の届かないところで管理する必要があるものなどもあるため正しい知識を身につけておくことが必須となります。
この記事では、「犬が食べられる食べ物」に焦点をあて、お腹も心も満足させるための選び方と注意点について詳しくご紹介します。 安心して愛犬に提供できる食べ物と、避けたい危険な食べ物についてこの記事を通してご理解ください。
食べられる食べ物の一例
わんちゃんが食べても大丈夫な野菜や果物、肉類などの一部を紹介します。
手作りごはんの食材としてだけでなく、フードのトッピングやおやつにも利用することができます。与える際の注意点をきちんと理解した上で、上手に日常生活に取り入れていきましょう。
野菜
にんじん、さつまいも、ほうれん草、グリーンビーンズ(インゲンマメ)、かぼちゃ、とうもろこし、じゃがいも(調理後)、大根、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、セロリ、ピーマン、レタス、ケール、チンゲンサイ、オクラ、パセリ、しいたけ、えのき、その他きのこ類、ズッキーニ、大根、レンコン、ビート など…
果物
りんご、バナナ、ブルーベリー、ストロベリー、桃、プラム、マンゴー、梨、オレンジ、メロン、キウイフルーツ、パイナップル、グアバ、クランベリー、みかん、オレンジ、カキ、
キウイ、パッションフルーツ、ラズベリー、ブラックベリーなど…
肉類
鶏、牛、豚、鹿、馬、猪、羊、鴨肉など…
その他
オーツ麦、ココナッツオイル、カッテージチーズ(少量)、豆乳など…
犬が食べられる食べ物を与える時の注意点
バランスの取れた栄養が重要
犬には人間とは異なる栄養素の必要があります。良質なタンパク質、適切な脂質、ビタミン、ミネラルが含まれる食材を選び、バランスをよく摂取させることが重要です。
栄養素のバランス基準
※参考:AAFCO<米国飼料検査官協会>がドライタイプのドッグフードに対して示している栄養基準
生肉の提供には注意
生肉は犬が食べられる食べ物の一部ですが、十分な注意が必要です。
愛犬に生肉を与えることには、細菌やウイルス、寄生虫の感染リスクが伴います。その為、わんちゃんに生肉を与える際には、人間の生食用の牛肉や馬肉を選ぶことをおすすめします。
また、成長期の子犬には、十分な抵抗力がありません。早くてもすべてのワクチン接種が終わって1ヶ月以上経ってから与えるようにしましょう。可能な場合は、1歳以上になってからだと安心です。
年齢に関わらず愛犬に初めて生肉を与えるときは、少量から与えるようにしましょう。
品質管理に気をつけて、生肉の食事与えすぎや生肉のみのは避けてください。
食材の調理方法に留意する
鶏肉や牛肉などの肉は、生でも食べられることがありますが、しっかりと調理して細かく切ることで、消化しやすくなります。
新鮮で安全な食材を選ぶ
食材の新鮮さと安全性は最優先事項です。加工品や添加物が少なく、最も自然な状態の食材を選びましょう。
これらの野菜は、適切に調理されている場合や、際立って注意を払うことで、犬にとって安全で健康に良いものとなります。 具体的な食べ方や量に関しては、愛犬の体重や健康状態に合わせて、獣医師に相談することをお勧めします。
避けるべき食べ物と注意点
チョコレートやカフェイン
チョコレートやカフェインは犬にとって有害な成分を含んでいます。 特にダークチョコレートは注意が必要で、摂取を避けましょう。
アルコール
アルコールは犬の肝臓に重大な見解がある可能性があります。絶対に犬には与えないようにしましょう。
玉ねぎやニンニク
玉ねぎやニンニクは犬の体に赤血球を破壊する物質を含んでいます。生でも調理済みでも控え、食事には加えないようにしましょう。
乳製品
多くの犬はビタミンを消化しにくいため、乳製品を摂り過ぎると消化不良や下痢の原因となります。
食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法
どんなに気をつけていても目を離した隙にキッチンへ入ってしまったり、床に落ちているものを食べてしまったり、誤ってわんちゃんにとっては身体によくないものを食べてしまうこともあります。
そんな時はすぐにかかりつけの動物病院に連絡を入れましょう。いざという時のために、近くの24時間対応している救急病院も把握しておくことが大切です。
目の前で愛犬が誤食した際にはすぐに吐かせたい気持ちはわかりますが、自己判断ではかせることはとても危険です。落ち着いて、食べてしまったもの、量、時間などの状況をメモして動物病院へ連絡しましょう。食べてしまった量によっては直ぐに処置の必要な場合もあります。電話で応急処置の指示が合った場合に対応できるように飼い主さんは落ち着いて対処することも重要です。
また、少量だからといって放置して様子を見ることはやめてください。一般的に中毒症状が出るのは1日から数日後と言われています。直ぐに変化がないからといって安心することのないように必ず病院に連絡を入れてください。
わんちゃんの手作りレシピ おすすめアカウント
■こまきち♂|犬の食事アドバイザー
URL:https://www.instagram.com/komakitiwanwan?igshid=MmVlMjlkMTBhMg%3D%3D
栄養バランスを考えたレシピは愛犬のために与えたいものばかり!!!
わんちゃんの健康情報の発信も行っているので勉強になります!
■いちかわあやこ | 犬ごはん先生
URL:https://www.instagram.com/aaa_inugohan/
ご飯だけではなくておやつも手作り!
市川先生の愛犬、ばにらちゃんびすけちゃんが美味しそうに食べる姿に癒されます♪
まとめ
愛犬が食べられる食べ物を選ぶことは、愛犬の健康と幸福に直結します。 栄養のバランス、調理方法、新鮮な食材の選択がとても大切です。食べることができるものを把握しておくだけではなく、その食材の摂取量や調理方法などについても把握しておくことが重要です。
わんちゃんがお腹も心も満足させる食事で、一緒に過ごす日々をより豊かにしましょう。 飼い主の方々やこれからわんちゃんを飼おうと考えている皆さんが正しい知識をもってわんちゃんと暮らすことはわんちゃん達に安全安心、さらに快適な人生を与えることにも繋がります。