愛犬の肌と健康を守る!冬の乾燥対策

入江栞
この記事を書いた人

ペットフーディスト / ヨガ講師
ペットフーディストの資格を取得。
ヨガのレッスンを提供しながら、ペット業界でのPR 等に携わり、自身のブランド拡大に向けて活動している。

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健康
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寒い季節が訪れると、私たち人間だけでなく、愛犬にもさまざまな影響が及びます。

特に乾燥した空気は、犬の皮膚や被毛に大きな負担をかけるため、乾燥対策が非常に重要です。冬の乾燥から愛犬を守るためには、どのような対策が効果的なのか、ここでは犬の冬の乾燥対策として実践すべき方法を紹介します。

1. 冬の乾燥が犬に与える影響

冬の乾燥は、犬にさまざまな影響を及ぼします。

皮膚が乾燥することでかゆみが生じ、掻くことでさらに肌を傷める原因になったり、乾燥した空気は鼻や喉の粘膜にも影響を与え、呼吸器系のトラブルを引き起こしたりと様々なトラブルが起こります。その他、起こりうるトラブルをいくつかご紹介します。

1. 皮膚トラブル

犬の皮膚は人間と比べて薄く、乾燥に非常に敏感です。冬の乾燥した空気や室内の暖房によって、犬の皮膚も乾燥し、かゆみやフケ、赤みを引き起こすことがあります。

これを放置しておくと、皮膚炎やアトピー性皮膚炎の症状が悪化することもあります。

犬によっては乾燥した空気により、皮膚のバリア機能が低下し、外部の刺激に対して過敏になりやすくなります。その結果、掻きむしりや舐めすぎ、さらには湿疹ができる原因となることもあります。

2. 呼吸器系のトラブル

冬の乾燥した空気は犬の呼吸器にも影響を与えることがあります。

特に室内が暖房で乾燥していると、犬が鼻や喉の乾燥を感じやすくなり、咳やくしゃみが出ることがあります。また、乾燥した空気は犬の粘膜を乾かし、風邪や感染症にかかりやすくなることもあります。

さらに、乾燥によって喉がイガイガしたり、痰が絡みやすくなったりすることもあり、これが犬の呼吸に不快感を与える原因になります。

3. 目の乾燥や異物感

目の乾燥も冬の乾燥した空気によって引き起こされる症状の一つです。

犬は乾燥した環境で目の周りがかゆくなることがあります。

これが続くと、目を擦ったり、涙が多く出るようになったりすることがあります。特に目が乾燥して炎症を起こすと、結膜炎やドライアイといった病気を引き起こす可能性もあります。

4. 体調全般への影響

乾燥した空気は、犬の体内の水分バランスにも影響を及ぼします。

乾燥が進むと、犬が体内の水分を十分に保持できなくなることがあり、脱水症状や尿の量の減少を引き起こす可能性があります。また、乾燥した環境に長時間さらされると、犬の免疫力も低下し、病気にかかりやすくなることもあります。

2. 乾燥対策

1.室内環境を整える

冬の間、室内の乾燥を防ぐことは非常に重要です。以下の方法で室内環境を整えましょう。

  • 加湿器を使う: 加湿器を使用して、室内の湿度を40%〜60%に保つことが理想です。犬も快適に過ごせる環境になります。
  • 観葉植物を置く: 一部の観葉植物は自然に湿度を調整する効果があります。犬にとって安全な植物を選んで置くと良いでしょう。
  • 洗濯物を室内干しする: 洗濯物を室内に干すことで、自然に湿度を上げることができます。ただし、犬が触れられない場所に干すように注意しましょう。

【おすすめグッズ】

加湿空気清浄機は、加湿だけでなく、空気清浄の機能も備えているため、室内の汚れた空気や有害物質を取り除くことができます。これにより、わんちゃんが呼吸する空気が清潔になり、アレルギー反応や呼吸器のトラブルを予防することができます。

2.適切なスキンケア

犬の肌を守るためには、スキンケアが欠かせません。以下のポイントに注意して、愛犬の肌を保護しましょう。

  • シャンプーの見直し: 冬はシャンプーの頻度を減らし、低刺激のシャンプーを選びましょう。オートミールやアロエベラなどの成分が含まれた製品がおすすめです。
  • 保湿クリームを使う: お肌が乾燥しやすい部位には、犬用の保湿クリームを塗ってあげると良いでしょう。特に、肘や膝、鼻などは乾燥しやすいので重点的にケアします。
  • 定期的なブラッシング: 被毛を整えるために、定期的にブラッシングを行いましょう。ブラッシングは血行を促進し、皮脂分泌を助ける効果もあります。

【おすすめグッズ】

皮膚の乾燥対策は、毎日手軽に続けられるものがおすすめ!Docpalのペット用化粧水は、シュッと一吹き、吹きかけるだけで簡単に乾燥対策ができます。

3.食事に気を付ける

犬の健康を保つためには、食事にも気を配る必要があります。栄養バランスの取れた食事は、肌の健康をサポートします。

  • オメガ-3脂肪酸を含む食材: サーモンや亜麻仁油など、オメガ-3脂肪酸を含む食材を取り入れることで、皮膚の健康を維持できます。
  • 水分補給を忘れずに: 冬でも愛犬が十分な水分を摂取できるように、常に新鮮な水を用意しておきましょう。ドライフードを与えている場合は、ふやかして与えるのも良いです。
  • サプリメントの検討: 皮膚や被毛の健康を維持するためのサプリメントも市販されています。獣医師に相談して適切なものを選びましょう。

【おすすめグッズ】

吸収率の良いオメガ3オイル。ドッグフードやキャットフード、ペットフード、療法食、サプリメントなどとの併用可能です。ドライフードやウェットフード、チュールなどと一緒にも召し上がれます。

魚油のEPA/DHA、亜麻仁油やえごま油などのαリノレン酸オイルや、グルコサミンやコンドロイチンの代わりに与える方も増えています。

4.散歩や運動の工夫

冬でも愛犬に十分な運動をさせることが重要です。しかし、寒さや乾燥から犬を守るために工夫が必要です。

  • 短時間で頻繁に散歩する: 長時間の散歩は避け、短時間で頻繁に外に出ることで、寒さや乾燥の影響を軽減できます。
  • ウェアを着せる: 寒がりな犬種の場合は、犬用のウェアを着せてあげると良いでしょう。これにより、体温を保持し、乾燥から肌を守ることができます。
  • 室内での遊びを増やす: 散歩が難しい日には、室内での遊びを増やしましょう。おもちゃを使って遊ぶことで、愛犬も楽しく運動できます。

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リバーシブルで着用できるシンプルなデザインで、ニュアンスカラーがおしゃれなベスト!

表面がキルティング、裏面はもこもこなボア素材で、2パターン楽しめます◎

一枚着でも重ね着でも重宝するお勧めアウターです。

3. まとめ

冬の乾燥は犬にとって厳しい季節ですが、適切な対策を講じることで、愛犬の肌と健康を守ることができます。

室内環境を整え、スキンケアや食事に気を配り、運動を工夫することで、冬を快適に過ごさせてあげましょう。愛犬との時間を大切にし、健康で幸せな冬を過ごしましょう。